仙台空港・国際線再開へ向けて1歩前進
- 2022/12/07
- インバウンド情報
仙台空港の国際線が、年末に再開される見通しとなった。新型コロナウイルス前まで定期便を運航していたタイ国際航空(THA/TG)がチャーター便を設定するほか、年明けの2023年1月18日からはエバー航空(EVA/BR)が定期便を再開する。国際線は新型コロナの影響により2020年3月9日以降運休しており、2年9カ月ぶりの再開となる
タイ国際航空のチャーター便は12月26日に到着する。タイ国際航空によると、タイからの訪日客用に設定するという。 エバー航空が1月18日に再開するする台北(桃園)-仙台線の定期便は週4往復で、火曜と水曜、木曜、土曜に運航する。運航スケジュールは、仙台行きBR118便が台北を午前8時45分に出発し、午後1時着。台北行きBR117便は午後2時30分に仙台を出発し、午後5時45分に到着する。機材はエアバスA321型機(2クラス184席:ビジネス8席、エコノミー176)を投入する。 仙台空港の国際線は、コロナ前に6社が5路線運航していた。アシアナ航空(AAR/OZ)のソウル(仁川)線、中国国際航空(エアチャイナ、CCA/CA)の上海線と大連・北京線、タイ国際航空のバンコク(スワンナプーム)線で、台北線はエバー航空のほかピーチ・アビエーション(APJ/MM)とタイガーエア台湾(TTW/IT)も運航していたが、2020年3月8日に運航したアシアナのソウル行き以降、全路線の運休が続いている。
当初、国際線はタイガーエアが冬ダイヤ期初の10月30日に再開を予定していたが、延期となった。 同空港を運営する仙台国際空港会社によると、現在のところ再開するのはエバー航空のみで、タイ国際航空を含めた残りの5社は今のところ再開の見込みが立っていないという。一方、国際線出発ロビーに非接触の自動チェックイン機を5台導入し、これまでは各社が別々に構えていたチェックインカウンターを大規模空港と同様に共用化するなど、航空各社が再開できるよう準備を進めている。
出典:Aviation Wire 「仙台空港、国際線再開へ 1/18からエバー航空定期便、年末にタイ国際航空チャーターも」